BCPとナイチンゲール

BCPの研修では、最初に次のような質問をします。

「あなたが飛行機に乗っていたら、エマージェンシーがかかり酸素マスクが下りてきました。あなたの隣には連れの小さな子どもが座っています。

先に酸素マスクをつけるのはあなたですか? となりの小さな子どもですか?」

 

さて、皆さまの回答はどちらですか?

細かい設定は脇において、模範回答は「あなた」です。まず、「あなた」が動ける状態であること、動ける状態であり続けることを重視するものです。

事業継続においては、それを推進する「人」がいなければなりません。その人の安全を確保することが肝要なのです。

ナイチンゲールが残した有名な言葉に「犠牲なき献身こそ真の奉仕」という言葉があります。単語の意味を追求するとあらぬ方向へ話が行きそうなのですが、事業継続において、まずそこで生きていることが大事だということに繋がっているように思います。

今も支援の現場にいる皆さま、どうぞ御身大事にお願いいたします。