『新しい日常』の中で その2 -接触確認アプリ-

新型コロナウイルスの怖いところの一つは無症状の人でも感染を拡げてしまうことがあるということ。
去年とは生活習慣もかなり変化してきたように感じます。
日常生活の中で手洗いをして、うがいをして、マスクを付けて、3密を避けて、自分では気を付けているつもりなのに通勤電車の中でウイルスをもらってしまうかもしれません。
また、自分が陽性であることに気付かずに知らず知らずのうちに感染を拡げてしまうかもしれません。

仕事柄、様々な施設や事業所にお邪魔して、数多くの利用者さん、職員さんと関わります。まさか訪問先で自分が感染源になってしまった、なんてことは絶対に避けなければなりません。
そこで「自分の状況を知るために少しでも役に立てばと」6月19日(金)に厚生労働省がリリースした「接触確認アプリ」を翌週にはダウンロードして使い始めました。(まだこの頃には不具合があり、使えるアプリではなかったんですが……。)
「全体の6割が使用すると効果が出る」ということで家族も積極的に協力してくれて、それぞれがダウンロードしました。

ところで日本語と英語、スペイン語、フランス語のマルチリンガルの娘はスマートフォンの言語設定をフランス語にしてあります。娘曰く、基本的にスマートフォンのアプリケーションは日本のものであっても、設定言語で表示されるんだとか。
ダウンロード直後に「接触確認アプリ」を開いた娘、
「あっ、言語の表記が英語とフランス語がごちゃごちゃに混ざっている!ここは英語でここはフランス語、また次に英語だ。」
「少しでも早く感染防止に役立てようと急いでリリースしたんだよ。修正もされるはずだから、ちょっと待っていよう」
と諫めましたが、
「でも、自分がドイツにいたとして同じようなアプリを使おうとしたら、その言語表記が日本語と中国語とが混ざっていたら、それは嫌な気持ちになるでしょ」
という返答に納得させられてしまいました。

その後、アプリの修正が完了し、7月3日(金)には陽性者との接触を知らせる通知が届くようになったようです。
娘も「言語の表記も直っている」と確認していました。

アプリは正常化したようですが、「通知が来ませんように」と思いながら過ごす日々はまだ当分の間、続きそうです。
皆様もどうぞお気を付けて、お過ごしください。
(K)