事業報告書に掲載の職員名についてご注意を

各施設やご法人で毎年度作成される事業報告書を拝見していると、職員の氏名が掲載されているものによく出会います。
基本、氏名が記載されていれば個人情報なので、職員からは事業報告書掲載の同意を取っておく必要があります。

研修参加の記録や、担当される業務などは「誰が」は事業報告にとっては重要な情報ですが、入退職や休職の記録(年月日、理由)についてはその取扱いには細心の注意が必要です。
事業報告書は、多くが行政や関係者を中心に提供されるものですが、提供先が不特定にもなりやすいものです。介護・育児、病気などで休職した・・・という情報はかなりのセンシティブ情報なので、職員さんご本人の知らないところで誰が見るともわからないセンシティブ情報が提供されているというのは大きな問題です。

今一度、事業報告書にどこまで職員の氏名を記載するか、職員からの個人情報利用について同意を取っているのかなど、是非ご検討と確認をお願いします。