【第6回】 仕事で使う個人情報は、自分のものではない・・・という意識
個人情報は、何に使っているかという利用目的がとても重要で、どこにあるかは二の次です。
新人さんが自宅のパソコンに仕事で使っている個人情報を入れたり、自分のスマートフォンに職場の様子を写真に撮ったりしたら、パソコンやスマートフォンが私物であっても、そこにある個人情報は職場が安全管理の義務を負う個人情報なのです。
仕事が終わらないから自宅に持ち帰ったり、気楽に使えるからと自分のスマートフォンで仕事場での様子を撮影してデータを保存するなど、本来やらない方がいいことです。
職場では、あえて便利だけど使わない、簡単だけど頼らない・・・という場面がたくさんあります。
仕事で取り扱う個人情報は、職場のルールに従う、自分のものではないという意識が大変重要です。
今回でこの連載を終了しますが、どうぞ利用者やそのご家族の安全や安心、侵されたくない尊厳などを組織として守るのが個人情報保護である・・・ということをご理解いただき、個人情報の扱いが原因で大事なキャリアを傷つけないようにしてください。