自己コントロール権と「主人公」

「主人公」という言葉を聞くと、私はさだまさしの歌を思い出します。(そういう年代です)

万城目学さんの小説「鹿男あおによし」でも、主人公の青年教師がさだまさしファンという設定で、それをちょっと恥ずかしく思っているのについ、共感してしまいます。

さて、禅語で「主人公」というと、主役という意味ではなく、主体的に生きることを意味するそうです。

思い出すのは、個人情報保護法の基本思想が、自分の情報は自分でコントロールする(自己コントロール権)であること。情報分野の方たちはさらりと話すのですが、福祉分野にいる私たちは、自分のことは自分で、そして自分らしく・・・その実現がどんなに難しいかを知っています。

なので、個人情報の問題が発生したら思い出してください。これは、いつもやっている仕事だと。(Y)