先日所用のため、某特養ホームのロビーでご担当の相談員さんをお待ちしていた時のことです。
広めのロビーの一画で、入所されている女性に男性が付き添って、あれこれ世話を焼いてらっしゃいます。ときどき笑いがこぼれる様子に、思わず見惚れておりました。
お聞きするところではご夫婦で、その光景は毎日見られるとのことでした。
お二人のここに至るまで積み重なった時間とたくさんの選択、そしてこれから紡ぐ時間を思い胸が熱くなりました。
でも一番いいなぁと思ったのは、特養ホームの職員の方たちがお二人に声をかけることもなく、それでも確かに注意を払っている気配があったこと。
こういう距離感が、特養ホームの素晴らしいところだと思います。
職員の皆さまの高い専門性と人間性が、もっともっと報われますように私たちもしっかり研鑽してまいります。